まもなく夏本番ですが、この時期、エアコンの買い替えを検討している人も少なくないようです。

いま注目されている製品について、家電のプロに聞いてみました。

◆街の人
「熱いです。太陽が痛い」

20日、福岡県内は糸島市で日中の最高気温が33℃まで上昇するなど、各地で真夏日となりました。

梅雨の時期を前に夏本番のような暑さが到来する中で、これから欠かせないのが「エアコン」です。

福岡市博多区にある家電量販店の売り場では、エアコンの買い替えを検討する人の姿が…

どういう機能がお目当てなのでしょうか。

◆来店客
「節電モデルとかで、いいのがあれば購入したい。暑い期間が長いので気になりますね、料金は」

店の担当者もー

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 平木友崇さん
「より節電ができるエアコンや扇風機を求めるお客様が増えています」

「省エネ志向」が高まっている背景にあるのが「電気代の値上がり」です。

政府が物価高対策の一環で3月まで実施していた電気・ガス料金の補助が終了。

九州電力が発表した標準家庭の5月請求分の電気料金は、前月と比べて448円高い7671円となっています。

家計に占める電気代の負担が増える中、注目されているのが、AI搭載のエアコンです。

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 平木友崇さん
「三菱電機のエアコンです。三菱のムーブアイのセンサーを用いて壁やフロアを感知して、よりお部屋の温度感のムラをなくしながら運転できる高性能なモデルです」

この「FZシリーズ」は、暑さや寒さの感じ方を自動で見分けるAIを搭載。

それぞれに合わせて温度や気流を調整して、通常のエアコンよりも約半分の電気代を節約できるとされています。

一方、「エアコンが苦手」という方にはこんな商品もー

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 平木友崇さん
「一般的な扇風機に比べて節電運転が可能になっています」

室温センサー付きの扇風機は、冷やしすぎを防止できて、風量も26段階で調整が可能です。

自分好みの風に細かく設定できます。

さらに空気循環にも役立つため、夏だけではなく一年中使えるのも魅力です。

◆ヨドバシカメラ マルチメディア博多 平木友崇さん
「買い替えは夏になってから多くなるが、どうしても夏になってしまうと取り付け業者の空き状況などがあったりするので、早めのご検討をおすすめしています」

物価高が続く中、『節電』と『快適さ』を両立しながら、まもなく訪れる夏本番を乗り切りたいものです。

テレビ西日本
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