SNSで「株取引の先生」を名乗る人物などから株の購入を勧められ、福岡県北九州市の85歳の女性がその購入代金名目で725万円をだまし取られていたことがわかりました。

小倉南警察署によりますと、北九州市小倉南区の自営業の女性(85)は3月2日、SNSで男性名義のアカウントを使う人物と知り合い、株を勉強するSNSグループや「株取引の先生」や「株取引のアシスタント」を名乗る人物を紹介されました。

女性が彼らとSNSで株に関するやり取りをしていると「指定するサイトで株の取引をすれば、デイトレードで仕手株操作によって株を上げることができ、絶対に損をしない」などと言われ、指定された株投資に関するサイトを登録するように指示されるとともに新たに株投資に関するSNSに招待されました。

そこで「株取引の先生」などに勧められた株の購入を希望すると口座を指定され、女性は4月14日から5月20日にかけて8回にわたり株購入代金名目で計725万円を送金し、だまし取られたということです。

警察はSNS型投資詐欺事件として調べるとともに、
▽SNS上での投資話は詐欺の可能性があります
▽面識のない人にお金を振り込んではいけません
▽SNSは、知らない人からの「友だち申請を拒否」「メッセージ受信を拒否」する設定にしておきましょう
などと注意を呼びかけています。

テレビ西日本
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