5月21日朝、鹿児島県南大隅町のねじめ漁協で配電盤が燃える火事がありました。この影響で、養殖カンパチやヒラマサのエサやりに影響が出ています。
鹿屋支局・春山たかよ記者
「火が出た配電盤です。後ろにあるイワシなどを砕く機械に電力を供給していましたが現在エサやりがストップしているということです」
警察によりますと、21日午前7時40分ごろ、南大隅町のねじめ漁協で作業にあたっていた人が配電盤から煙が上がっているのに気づき、119番通報しました。
消防がかけつけた時点で、火は消し止められ、けが人もいませんでしたが、配電盤が燃えた影響で養殖魚の主なエサとなる冷凍イワシを粉砕して船に積む機械が使えなくなり、21日朝の餌やりに、一部、影響が出たということです。
養殖業者は取材に対し、「電源が来ないと我々が飼っている養殖魚にエサがやれないというのが一番問題がありますね。2~3日やれないと困りますね今の時期は」と、困惑の表情を浮かべていました。
ねじめ漁協によりますと、復旧の見通しは立っておらず、当面は養殖業者が発電機を準備するなどして対応にあたるということです。