「コメは買ったことがない」などと発言したことなどで、江藤拓農林水産大臣が事実上の更迭となりました。
県民は一連の対応、そして、現在の米の価格についてどのように受け止めているのでしょうか。
米不足・価格高騰対策にあたってきた江藤拓農林水産大臣ですが、5月18日に行った講演で「私はコメは買ったことがない。支援者がたくさんくださる。売るほどある」と発言し、厳しい批判を浴びていました。
この責任をとる形で江藤大臣は21日朝、官邸で石破総理に対し、辞表を提出し受理されました。
事実上の更迭となります。
備蓄米の放出が始まっても収まる気配が見えない米価格の高止まり。
一連の経緯や現在の米の価格について、県民はどのように受け止めているのでしょうか。
街の人は
「上に立つ人間としてふさわしくない発言」
「海外に3年間いて、(コメの値段が)その前の値段と今の値段が2倍近く違うのがこっちに帰ってきて驚いたことのひとつだった」
「庶民の気持ちとか実態をわかっていない。わかっていればそんな発言はできなかったのではないか」
こちらはコメ農家の男性です。
「(作り手としては)高くなればなるほどいいんでしょうけど、買う人は安くなったほうがいい。5kg3000円位かなぁ」
「勉強不足だから経験がないから、そういう発言が出るんですよ。それはダメですよ」
また、後任には自民党の小泉進次郎前選挙対策委員長が就任しましたが、これについては―
「半々ですね」
「そんなに期待はしていなくて、以前、環境大臣だったが、環境の部分で大きく変わったことも少なかったなと思ったので」
「私は応援します。(感覚が)庶民に近いラインかなと思う」
街で聞いてみたところ、江藤大臣については今回の失言だけではなく、これまでの米の価格高騰への対応も含めて厳しい評価をする声がありました。