パレスチナ自治区ガザに19日、2カ月半ぶりに支援物資が搬入されましたが、トラック5台分と少なく、人道状況の改善にはほど遠い状況です。

イスラエル軍は19日、乳幼児用の食料を含む支援物資を載せたトラック5台がガザ地区に入ったと発表しました。

イスラエルが3月2日に物資の搬入を停止して以来、2カ月半ぶりとなります。

一方で、ガザ当局は、1日あたりトラック500台分の支援物資と50台分の燃料が必要だとしたほか、国連機関も「大海の一滴にすぎない」と大幅な拡充を訴えました。

また日本やイギリス、フランスなど23カ国は声明を発表し、ガザ地区の住民は飢餓に直面しているとしてイスラエルに対しただちに全面的な物資の搬入を再開するよう求めています。

こうしたなかイスラエル軍は19日も大規模な地上侵攻を行っていてガザ保健省によりますと2日間の死者は260人を超えました。

ネタニヤフ首相はビデオ声明で「ガザ全域の制圧を目指す」と述べ、イスラエル軍は南部ハンユニスへ大規模攻撃を行うとして周辺住民に避難するよう求めるなど攻勢をさらに強める構えです。

フジテレビ
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国際取材部
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