アメリカ・ニューヨークで17日、メキシコ海軍の帆船がブルックリン橋に衝突した事故の原因は、船の機械トラブルだった可能性が指摘されています。
メキシコ海軍によりますと、訓練用の帆船に乗っていたのは訓練生147人を含む277人(女性64人・男性213人) で、今回の事故で20歳と22歳の訓練生2人が死亡、22人が負傷しました。
そのうち、3人が重傷です。
海に投げ出された乗組員はいなかったということです。
事故を起こした船は、メキシコ海軍の練習用帆船「クアウテモック号」で、メキシコ・アカプルコを4月に出港し、15カ国の22の港を訪れる航海の途中でした。
17日はニューヨークでの出発セレモニーを終え、アイスランドに向かう予定でしたが、海の方向ではなく、逆のブルックリン橋に向かって進み、帆が衝突しました。
ニューヨーク市当局は、船の機械トラブルが原因だった可能性があるとして、アメリカのNTSB(国家運輸安全委員会)と原因を調査しています。