テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「梅雨入り」の定義についてクイズ形式で解説する

梅雨入りの定義は?

梅雨の足音が聞こえてきた。きょうはこちらのクイズ。次のうち「正しい部分はどこ?」

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梅雨入りとは、

前日や当日が

A「曇りや雨」で、

B「5日以上」くもりや雨が続くとき、

C「防災意識を高める」ために気象台が発表するもの。

さあ、児玉アナウンサーの答えは?

児玉泰一郎アナウンサー:
どれも〇に思えるが…「くもりや雨」ではなく「雨」でいいのでは?答えはBとC?

児玉アナ、残念ながら不正解。正解は、C「防災意識を高める」のみ。

「梅雨入り発表」とは、地方の気象台と気象庁本庁の担当者でビデオ通話して協議する。そして午前11時に発表されることが多いのだが、気象台の方によると、梅雨入りの明確な基準、「雨量が何ミリ」とか「何日以上雨」とか、そういった明確な基準は、実はないそうだ。

「この先大雨の季節なので、心構えを」と、防災意識を高めるために発表しているとのこと。このため気象予報士にとっては、梅雨入りの発表予想は、天気を読む力ももちろん大事だが、気象台の方の心を読む力も大事になってくる。

九州南部の梅雨入りはいつ…?

それを踏まえて、梅雨入りを予想してみる。15日の晴れマークを最後に、ずっと曇りや雨マーク。平年が5月30日頃なので、16日を逃すと梅雨入りのタイミングはないのでは、と思う。

ちなみに九州南部が沖縄地方よりも先に梅雨入りしたのは、過去2回しかない。ことし、もし沖縄地方よりも先に梅雨入りすれば、49年ぶりのこととなる。梅雨入りについては、最新情報を確認して頂き、防災意識を高めて欲しい。

(テレビ宮崎)

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