宮崎市の鏡洲小学校で、児童たちが甘藷(芋)の苗の植え付けを行った。前回は野生のイノシシ被害を受け全ての甘藷を食べられてしまったため、今回は畑に電気柵を設置。授業ではイノシシの性質や感電の仕組みを学び、子どもたちは甘藷が無事大きく育つことを期待している。植えた甘藷は10月頃に収穫され、給食で提供される予定だ。

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竹下凜アナウンサー:
鏡洲小学校の畑には今年から電気柵が設けられました。みんな、これ、どうしてここにあるの?

児童:
イノシシからイモを守るためです!

児童たちによる甘藷の植え付け

5月13日、甘藷の植え付けに挑戦したのは、宮崎市の鏡洲小学校の1〜2年生と鏡洲保育園の園児合わせて24人。

学校では、2024年に児童たちが甘藷を植えた。秋ごろに収穫する予定だったが…

夏休みの間に、野生のイノシシに甘藷を全て食べられてしまった。

電気柵設置でイノシシ撃退!

その経験を踏まえ、2025年は、鳥獣被害対策アドバイザーの室屋敦紀さんがサポートに入り、イノシシが畑に侵入するのを防ぐ電気柵を設置。万全の対策のもと、児童たちが一つ一つ丁寧に甘藷の苗を植え付けていた。

児童たちはこのあと、野生のイノシシや電気柵の仕組みについて教わった。

室屋敦紀さんの授業:
イノシシは、いつもと違うものがあると思って鼻で触るんだよ。そうした時に、ビリビリビリっと感電して、あっちに行こうと逃げていく。

児童:
イノシシは、動物としては悪いことをしていると思った。

児童:
去年は食べたかったけど食べられなかったから悲しかった。

児童:
次はイノシシに食べられないように頑張って育てようと思いながら植えた。

児童:
大きい、甘い、いいイモに育ってほしい。

甘藷は10月ごろに収穫し、給食などで味わう予定ということだ。

(テレビ宮崎)

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