柔道強豪校の食堂から“ご飯大盛り”が消えた
歯止めがかからない「コメの価格高騰」。家計を苦しめるだけでなく、「食べることもトレーニング」という高校生の部活動にも影響を及ぼしている。
道場では屈強な男たちが体と体をぶつけ合い、威勢の良い声が響く。

倉敷市にある作陽学園高校柔道部は部員数が35人。全国大会の常連校で、中国大会岡山県予選会の団体戦は20連覇中と、岡山県内では敵なしの強豪校だ。
しかし、そんな強豪校に今、ピンチが訪れている。
練習が終わったら夕食の時間。部員らは学校の敷地内にある食堂へ足を運ぶ。「食べることもトレーニングの一つ」の柔道部。炊飯器から山盛りのご飯をよそうかと思いきや・・・パックに詰められたご飯を1人3パックずつ取っていくが。