初夏の日差しが降り注ぐなか、福井市の小学生が地元の特産品「もみわかめ」づく理を体験し、とれたての天然ワカメを天日干ししました。
      
西田茜記者:
「磯の香りに満ちています。ここ福井市長橋町で、長橋小学校の5、6年生がワカメ干しを体験しています」
  
子供たちが干しているのは、朝5時半に地元の海で獲れたばかりのワカメです。ワカメの先端を切り取り、水洗いをした後に並べて干していきます。
  
長橋のワカメは、天然のワカメを天日干しにし昔ながらの方法で仕上げるのが特徴で、ワカメは1週間後に子どもたちが「もみわかめ」に加工します。
  
子どもたちは「広げるのが楽しかった」「(ワカメが)むにゅっとしていた」「(できたもみわかめは)ふりかけにして食べたい」などと話し、楽しそうに作業をしていました。
   
長橋町ではワカメをとる海女や漁師が減っていて、いまは5、6人になっているといいます。ワカメを干す作業は早朝で人手が要るため、普段は地元の人が手伝っていますが、14日は元気な子どもたちがお手伝い。参加した5、6年生にとっては入学以来の恒例の行事とあって、慣れた手つきで特産品づくりに一役買っていました。
 
出来上がった「もみわかめ」は給食で食べるということです。       

福井テレビ
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