元タレントの中居正広氏の代理人弁護士が、フジテレビなどが設置した第三者委員会に対して、調査報告書の内容に反論した上で、関連する証拠の開示などを求めたと発表しました。
第三者委員会の調査報告書は、中居氏による性暴力を認定していますが、中居氏の弁護士が「中居氏から事情を聴くなどした結果、性暴力の実態は確認されなかった」としています。
また、報告書では、「中居氏が守秘義務解除に応じなかった」とされていますが、弁護士は「当初、中居氏が守秘義務解除を提案していた」などと反論しています。
さらに、中居氏が約6時間にわたってヒアリングに応じたものの、報告書には発言の要旨がほとんど反映されていないとしています。
このため弁護士は、調査報告書について「中立性・公平性に欠け、極めて大きな問題がある」などと指摘し、関連する証拠の開示などを求めたということです。
これについて第三者委員会の委員長は、弁護士事務所を通じて「取材はお受けしていませんので、お答えできかねます」としています。