11日は母の日です。
各地では、感謝を伝えるイベントが開かれました。
置かれていたのは、ニンジンで作られたカーネーションと竹を並べて書かれた「ありがとう」の文字。
母の日の11日、和歌山・白浜町のアドベンチャーワールドで、お母さんパンダの良浜に感謝のプレゼントが贈られました。
良浜は早速カーネーションにがぶり。
竹でつくられた花瓶をおいしそうに食べていました。
良浜は25年前にアドベンチャーワールドで初めて生まれたジャイアントパンダで、これまで10頭の子パンダを出産し育ててきました。
しかし、6月末ごろに3頭の子どもたちと一緒に中国に返還されることになっています。
11日は、日本で最後となる母の日を祝おうと多くの家族連れなどが集まり、良浜の一挙手一投足を見守っていました。
訪れた人は、「かわいかった。中国に行っても元気でいてほしいし、また戻ってきてほしいです」「たくさん、かわいい子パンダたちを育ててくれてありがとうって言いたいです」「ちょっと泣けるね」などと話しました。
11日は、関東などでは晴れて気温が上がり、東京・練馬区で27.9度、東京都心で26.7度を観測するなど、各地で夏日となりました。
神奈川・横須賀市の公園「ソレイユの丘」では、母の日のイベントが開かれ、子どもたちがリース作りにチャレンジしました。
まず、園内で咲いているカモミールの花を摘みます。
続いて、花を束ねて丸い輪にし、ひもで縛って完成です。
子どもたちは、出来上がったリースをお母さんにプレゼントしていました。
プレゼントを受け取った母親は、「うれしかったです!これからも頑張りたいと思います!」と喜んでいました。
高知・南国市では、日頃、なかなか言えない「ごめんなさい」を思いっきり叫ぶ、その名も「ごめんな祭」というユニークなイベントが開かれました。
11日は母の日ということもあって、「(Q.誰に謝りたい?)お母さん。いつも食べ過ぎてごめんなさい」「きょうは引き出しパンパンでごめんなさい」「学校の宿題イライラしてごめんなさい」など、お母さんに謝る子が多く見られました。
祭りの名前「ごめんな祭」の由来は、南国市にある地名「後免町」にちなんだものだということです。
宮城・南三陸町では、今が旬の地元の名産・シロウオを楽しむイベントが開かれました。
人気を集めていたのは、シロウオを生きたまま口に入れる踊り食いです。
食べた人は「魚が気持ち悪いと思いながら食べた。おいしかった」「ここでしか食べられないので、新鮮だなと思って(食べた)」などと話していました。
会場では、金魚すくいではなく「シロウオすくい」も行われ、子どもたちがチャレンジしていました。