立憲民主党の辻元代表代行は12日の記者会見で、石破首相が物価高対策、選択的夫婦別姓などの課題を先送りしているとして、「無策の5連発だ。どこが責任政党やねん」などと厳しく批判した。
物価高対策としての消費税減税については、自民党の森山幹事長が11日、否定的な考えを改めて示し、「責任政党として、国家の将来に誤りなき財政運営をしたい」と述べている。
これに対し辻元氏は、「立憲は、給付も減税も税制全体の見直しも、パッケージでやろうと呼びかけている。それを『自分たちは責任政党だから減税しない』なんて、勘違いもいい加減にしてくれと思う」と批判した。
辻元氏はさらに、石破政権は物価高対策以外にも、コメ不足、年金改革での氷河期世代支援、選択的夫婦別姓、企業団体献金の課題も先送りしていると指摘し、「無策無策無策無策無策、無策の5連発だ。どこが責任政党やねん」とこき下ろした。
また辻元氏は、選択的夫婦別姓について、「審議すら妨害するようであれば、即座に政権から下りて欲しい」と述べ、考え方が近いとされる公明党に対しては、「無策の石破首相に引きずられて、一緒に沈んでいくのはやめた方がいい。こっちに船を乗り換えて欲しい」と、秋波を送った。