石破首相は11日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、インドとパキスタンの停戦合意について、「一つの典型的な、これから先の世界の姿だ。アメリカが役割を果たすということはきちんと評価すべきだ」と述べ、停戦合意に向けたアメリカのトランプ政権の仲介を評価した。
さらに石破首相は、「これから先も、そうあるべきだ。それはウクライナにおいても同じことだ」と述べた。
インドとパキスタンの状況について石破首相は、「一つのモデルケースだ。インドはヒンドゥー教。パキスタンはイスラム教で宗教が違う。そういう国が核兵器を持っている。そして、中国(の存在)がある」と述べ、極めて難しい状況で、「一つの典型的なこれから先の世界の姿」と指摘した。
インドとパキスタンの軍事衝突を巡り、両国の政府は10日、双方が即時停戦に合意したとそれぞれ発表した。
両国は、領有権を争うカシミール地方で起きたテロ事件をきっかけに軍事衝突に発展し、双方が攻撃を行うなど緊張が高まっていた。