バレーボール元日本代表の益子直美さんなどが始めたユニークなスポーツ大会が、今年も福岡市で開かれました。
福岡市総合体育館に集まったのは、市内のバスケットボールチームに所属する小学生およそ170人です。
「監督が怒ってはいけない大会」と名付けられたこのイベントは、子供たちが萎縮することなく、のびのびとプレーを楽しめるようにするのが目的です。
試合前には、監督や保護者を対象に、怒りをコントロールする方法や、いい叱り方について、バレーボール元日本代表の益子直美さんが講義を行いました。
◆益子直美さん
「怒りが生まれるメカニズムなんですが、ライターを模しております」
「マイナスな感情とマイナスな体の状態がいっぱいたまっていると、『今回はすごく怒っちゃった』とか、そういうことが起こってきます」
講義の後は、実践です。
試合の中で選手たちにどのように声をかければ効果的なのか、益子さんが監督たちへ直接アドバイスしました。
益子さんたちは、このイベントを10年前から全国で開いていて、「これをきっかけに、選手たちへの指導の形が少しずつでも変わっていってくれれば」と話していました。