北朝鮮の金正恩総書記が平壌にあるロシア大使館を訪れ「対ナチス・ドイツ戦勝記念日」への祝意を伝えたと北朝鮮メディアが報じました。
北朝鮮の朝鮮中央通信は金総書記が平壌にあるロシア大使館を9日午前に娘と訪れたと報じました。
この日はロシアの第二次世界大戦の「戦勝記念日」で、80周年を迎えたことに祝意を伝えたということです。
また、朝鮮中央テレビは9日夕方、金総書記がスーツ姿でロシア大使館を訪問する映像を放送しました。
大使館員などに拍手で出迎えられた金総書記は演説で、北朝鮮とロシアの不敗の同盟関係を絶えず発展させるとして、北朝鮮の立場を強調しました。
金総書記が9日にモスクワで開かれる式典に出席するとの見方もありましたが見送られていました。
韓国メディアは北朝鮮と中国の関係が冷え込む中、中国の習近平国家主席がロシアを訪問したことが影響した可能性などを指摘しています。