7年9カ月続いた黒潮の大蛇行が終息する兆しとなり、気象庁は黒潮の流れが変わり漁業などに影響がでるとして注意を呼び掛けています。
黒潮は九州の南から日本の太平洋南岸に沿って流れ、房総半島沖を東に流れる海流です。
2017年8月以降、黒潮が紀伊半島から東海沖で南に大きく離岸して流れる大蛇行の状態となり、継続期間は約7年9カ月と過去最長となっていました。
黒潮の水量が少なかったことが要因ということですが、4月後半から大蛇行がみられなくなり、終息する兆しがあるということです。
気象庁は、黒潮の流路が変わることから船の運航や魚の種類、漁場の位置などに影響が出るとして、最新の海流情報を確認するよう注意を呼び掛けています。