大阪を訪問した天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、大阪・関西万博の「食」に関するパビリオンを視察されました。

午後3時半ごろ、愛子さまは「食」に関するパビリオン「EARTH MART」を訪問されました。

愛子さまは、パビリオンの前に集まった大勢の人たちに笑顔で手を振られました。

このパビリオンは、放送作家の小山薫堂さんが館長を務め、食べ物を通じて命に感謝し、「食」の大切さや「いただきます」という言葉の意味を深く考える内容の展示が行われています。

愛子さまは、日本人ひとりが生涯で食べるとされる2万8千個の卵の量を表した「一生分のたまご」について説明を受けられました。

好きな卵料理を尋ねられた愛子さまは、卵焼きやスクランブルエッグと答え、「こんなに食べるんですね」「日本人は卵かけご飯を食べますからね」などと述べられました。

また「フードロスには心が痛みますし、一方で食料が足りない地域もあり、このことは家族でよく話し合っています」と明かし、「『いただきます』という言葉が改めて大切だと思いました」と小山さんに伝えられたということです。

また、これに先立ち、29の国などが出展するパビリオンに足を運び、ケニアなどの展示を視察されました。

ケニアは陛下が皇太子時代に訪問され、去年来日した大統領をもてなす昼食会には愛子さまも出席されています。

ケニアの紅茶を振る舞われた愛子さまは、「香りや味がとても素晴らしいです」と英語で伝え、マサイ族の伝統的な布を使った現代の衣装に驚き、「動きやすさはいかがですか」などと尋ねられたということです。

2日間で8カ所の施設を回った愛子さまは万博での日程を終え、帰京されました。

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社会部
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