5月11日は「母の日」。普段は言えない感謝の思いを伝えられる日でもあります。今年はどんな贈り物が人気なのかリサーチしました。
福井市の西武福井店にある生花店を訪ねると、特設コーナーで母の日をアピールしていました。
福山千奈アナウンサー:
「母の日といえばカーネーションを思い浮かべる方多いのではないでしょうか?でも今は、アジサイが注目されているんです」
一口にアジサイといってもいまや色や形が多彩。品種改良が進み、種類は年々増え続けています。フラワーカドヤ西武福井店の鈴木智恵さんは「アジサイは色や形によってお母さんが好きな感じのアジサイを選べるので、すごく人気」と話します。中でも人気なのは丸くて小ぶりな品種や繊細な花びらが特徴の品種です。さらに手入れが簡単で長く堪能できるとあって、母の日の新定番になりそうです。
一方、雑貨店でのトレンドはズバリ「実用性」です。
アミング福井高柳店の山内陽子さんは「昔はエプロンなどが売れていたが、最近はエプロンをしないお母さんも増えているので使い勝手の良いアイテムや食品、リラックス系のアイテムなどが人気」と話します。
店では、普段使いしやすい小物入れの種類を増やしたところ売り上げが3割アップ。購入のピークはゴールデンウィークで、母親に内緒でプレゼントを選ぶ人が多く訪れました。店員の山内さんは「(予算は)例年と変わらず5000円前後ぐらいで商品を選んでいる人が多い」とします。物価高騰が続く中でも、母の日にはしっかりと気持ちを込めたい人が多いようです。
実際に母の日のプレゼントを購入するために店を訪れていた人に話を聞くとー
「バイトをするようになってからは毎年買っている」
「こういう日にしかプレゼントって渡せないので日頃の感謝を伝えたい」
また、過去に贈ったプレゼントの中にはあまり使われないままのものもあることから「せっかくなら絶対に使ってほしい」という思いで、母親と一緒にギフトを選ぶ人もいました。一緒に選ぶ楽しさを共有することも素敵な思い出になりそうです。