自民党の西田昌司参院議員が沖縄県のひめゆりの塔の説明について「歴史の書き換えだ」などと発言したことについて、伊東良孝沖縄・北方対策相は9日の閣議後会見で、「沖縄県民の気持ちを逆なでする」発言だったと指摘した。
会見で伊藤大臣は、西田氏の発言について「困った話だなと思っていた」とした上で、「沖縄県民の皆さんの気持ちを逆なでするような話だったと思う」と述べた。
また、「西田氏が発言を撤回して謝罪したと聞き、まずは一段落、良かったと思っている」とも述べた。
伊東大臣は、「一般住民を巻き込んだ苛烈な地上戦が行われ、筆舌に尽くし難い苦難を経験されたことは、まぎれもないない事実」とした上で、「沖縄の歴史に真摯に向き合うことが重要だ」と強調した。