佐々町の新庁舎の供用が7日に始まり、町民が利用できる光を取り入れた明るく開放的な交流スペースが設置されました。

一方、前町長の起訴・辞職に伴い、職務代理者の副町長は「新しい施設で反省しながら町政を進めたい」と語りました。

佐々町はこれまで56年間使ってきた庁舎を建て替え、ことし2月に新しい庁舎が完成していました。

町長職務代理者 中村義治 副町長
「新庁舎の供用開始を機に、職員一丸となって、さらなる住民福祉の向上に努める」

開庁式は前の町長が官製談合防止法違反などで起訴され辞職したことから、町長不在という異例な事態のなか、テープカットなどをせず、質素な形をとりました。

新庁舎は地上3階建て、延べ床面積約4020平方メートルで、旧庁舎の別館と駐車場の跡地に建設。

50センチ以上、旧庁舎からかさ上げし、水害などに対応できるよう防災機能を強化しています。

また、町民が利用できる多目的ホールやラウンジなど交流スペースは、光を取り入れた明るく開放的な作りです。

町長職務代理者 中村義治 副町長
「新しい施設、新しい気持ちで(町政を)推し進めさせていただければ(事件は)反省しながら今後進めていきたい」

新庁舎で町政のかじ取りを行う町長選挙は、町議選と合わせ、6月10日告示、15日の投開票です。

テレビ長崎
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