南太平洋でカツオやマグロ漁を行っている海外まき網船が4年ぶりに長崎に寄港し、7日に長崎市の小学生を対象にした船内見学会が行われました。
長崎港の小ヶ倉柳ふ頭にやってきたのは、小ヶ倉小学校の5年生29人です。
東洋漁業グループに所属する海外まき網船「第八十一源福丸」に乗り込み、船内を見学しました。
児童
「マグロ何匹入るんですか」
松本聡 常務取締役
「1100トンぐらい最大入る」
船には獲れたマグロなどを保管する「魚艙」があります。
海水に塩を加えると、水温がマイナス25度くらいまで下がるため、魚の鮮度を保つことができます。
乗船体験は漁業への関心を高めてもらおうと長崎市が企画しました。
船の上にはヘリコプターも。
何に使うのかというと・・・
松本聡 常務取締役
「(パイロットの)ギルバートさんがヘリコプターを操縦して、もう1人、魚を見る人が隣に乗って、その人が『魚はここが大きいよ』『この群れが大きいよ』とか(教える)」
子供たちは初めて見る機械などに興味津々の様子でした。
児童
「色々な場所行って楽しかった」
児童
「魚とかをとる機械とか、逃げないようにする機械とかがあることとかを知らなかったから、知れてよかったと思いました」
松本聡 常務取締役
「非常に興味深く見ていただきましたし、将来、こういう船に乗りたいなという人が増えてくれたらなと思っております」
第八十一源福丸は8日に長崎を出港し、南太平洋で約1カ月から1カ月半、漁を行う予定です。