最大11連休となったゴールデンウィークも6日が最終日。
ふるさとや行楽地への旅行の締めくくり。
思い出をお土産にUターンのピークが続いています。
2025年の特徴は「飛び石連休」そして「物価高」や「円安」。
さまざまな節約術に、頭を悩ませた人も多かったようです。
中には、こんな発想の転換をする人もいました。
徳島に帰省した家族:
実家に帰ったのも節約ですね。混むからとにかく、全部混むから。
福岡に帰省した家族:
遊べるところにも連れて行きたいが(物価が)高いので帰省して、おじいちゃん・おばあちゃんとゆっくりおうちで過ごすという感じ。県で経営している500円くらいで行ける水族館に行って。(子どもが)無料なので。
一方で“子どもの経験のために”と出費が、どんどん増えてしまったという人も。
沖縄旅行した親子:
円安なので海外は考えてなかった。40万円以上は使ってると思う。(出費を)抑えたかったけど子どもが「これやりたい」、「これ欲しい」とか言うと使っちゃうところはあった。夏は(節約で)実家の方で泊まれたらいいかな。
その一方、まだあと半日休みが残っているということで、追い込みで楽しむ人もいました。
高速道路から入ることもできる道の駅、富士川サービスエリアにある「富士川楽座」。
天気が良ければ富士山を望むことができますが、6日はあいにくの空模様。
絶景を拝むことはできませんでしたが、買い物客でにぎわっていました。
静岡市から東京へ向かう人:
こっち(東京方面)に行くにつれて、憂鬱(ゆううつ)な気分になっていく。現実が迫ってくるみたいな。
帰る人がいれば見送る人もいます。
各地の新幹線のホームでは、ギリギリまで別れを惜しむ人の姿がありました。
いよいよ7日からは仕事や学校が始まります。
旅先から現実に戻る人たちからは、「いつまでもゴールデンウィークだったらいい」との声が。
そんな上がらないモチベーションをどうやって奮い立たせるのか、旅行客に話を聞くと、「荷物を明日ゆっくり片づけて、気持ちを切り替える」、「買ってきたお土産を広げて余韻に浸って、あとは次回を計画する。楽しみってもうないです、地獄が始まるから」といった声が聞かれました。
ゴールデンウィーク最終日の6日、マイクを向けると海外に行っていたという人も。
しかし円安などもあり、切り詰められるところは出費を抑えたといます。
スペインとイタリアを旅行した人:
安くできるところは安くしたりとか、この(お土産の)パスタとか400円くらい。現地のスーパ-に行ったりして、安く抑えようという工夫はしていた。(普段は)ホテルじゃなくてホステルみたいな、アパートみたいなところに泊まるという工夫。
こうした旅先での涙ぐましいまでの努力は、ほかにも。
ヨーロッパを旅行したという2人組は「ホテルも何日前からか安くなって、日に日に安くなったので、それを毎日張り込んで選んでいた。いいレストランとか行きたかったけど、お金考えてやめた。フィレンツェの陶器が欲しかったけど断念した。(Q.いくらくらい?)50~60ユーロくらい(約1万円)だったけど、お金持ちになってからまた行く」と苦悩を語りました。
中には、「台湾ドルも高くなっていたので、水とかはなるべくケチだけど店とかで飲むように」と、“ちりつも”な節約をしたという人もいました。