夢の大型連休から現実へ。
羽田空港や東京駅ではUターンラッシュの人たちや外国人観光客の皆さんで大混雑していました。

そんな中、旅行客たちのスーツケースなどが議論を呼んでいるんです。

6日のテーマは「驚きの投稿も…大型荷物で座席占領」。
ソレってどうなの?です。

男性が座席に黒いスーツケースを乗せている画像。
撮影した方によると、現場は5日のJR東海道本線。

空いている座席を探していたところ、この場面に出くわしたといいます。

撮影者:
年代は、たぶん40~50代じゃないですか。ずっと下を向いてスマホをいじっていた。キャリーケースは地面を転がしているから、汚れがある。それを(座席に)載せている人がいてびっくりした。怒りよりも、そんなことする人がいるんだってあきれて何も言えなかった。

この時、車内はほぼ満席。
立っている人もいたといいますが、撮影した方は注意できなかったといいます。

撮影者は、「変なトラブルを起こしたら面倒。逆ギレされたら怖い」と話しました。

そういった大型の荷物をめぐるマナー違反はこれだけにとどまりません。
数多く報告されています。

例えば、4人掛けのボックス席に座る2人の男性。
大型のスーツケースを中に置いているため、ほかの乗客が座ることができません。

撮影者によると、「30代ぐらいの男性で、特に周りを気にするそぶりはなかった」といいます。

さらに、こんなケースも。
ピンク色のスーツケースに足を乗せているのは、外国人観光客の女性です。

撮影した方によると、外国人の観光客は4人組で大声で向かい合って話して、通行の邪魔になっていたといいます。

同じようなケースは、新幹線でも。
予約が必要な大きいスーツケースを置くために車内に設けられている、特大荷物スペース。

ところが、事前に予約していたにもかかわらず、外国人の観光客のスーツケースがぎゅうぎゅうに並んでいました。

こうしたマナー違反を街行く人に見てもらうと「この人の横に座りたいとは思わない。床に転がす物を座席に置くのもだめ」、「たまに見る。本当に『自己中』ってどうしようもない」、「そこに置かれると座りたいのに座れないことが起きる」といった声が聞かれました。

青井実キャスター:
山口さん、こうした大きな荷物どうでしょう。

スペシャルキャスター・山口真由さん:
日本人の方のほうが確信犯じゃないかなと思って、注意しにくいんですけど難しいですよね。角が立たない注意の仕方があるといいんですけど。

青井実キャスター:
最近インバウンドで外国人旅行客の皆さん増えてきていますから、もしかしたら知らないという可能性もあるわけですよね。

スペシャルキャスター・山口真由さん:
だったらアナウンスするとか、上に置けますよと言うとか、方法あると思うんですけどね。

青井実キャスター:
まずは日本人がマナーを見せてあげることが大事かもしれませんね。

ではこういった場面に遭遇したとき、私たちはどうすれば良いのでしょうか。
鉄道ジャーナリストの梅原さんにお話を聞きました。

鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:
荷物が邪魔なときは、たいていの場合は近くに持ち主がいるのでどけてもらう。誰の荷物か分からないような物は、とにかく乗務員に言う。例えば物騒な話だが、テロや危険物が入っているかもしれない。持ち主の分からない荷物は触れない方がいい。

そんな中、東海道新幹線などは7月からの特大の荷物持ち込みについて、事前予約がいらない荷物置き場を設置するといいます。

その狙いについて、梅原さんは「車内の混雑緩和や、無用のトラブルを避けたい狙いがあるんだと思う」と語りました。

やはり一人一人の思いやりで、旅はいっそう楽しく快適になるはずです。