サッカーのJ1リーグのファジアーノ岡山は、5月3日にアウェーで、J1・2連覇中のヴィッセル神戸と対戦しました。神戸市のノエビアスタジアム神戸にはゴールデンウイーク後半ということもあり、大勢のサポーターが岡山から駆けつけました。
Jリーグ屈指のタレントを擁するヴィッセル神戸は、2023年と24年、J1で優勝していて、3日は2万5596人がスタジアムを埋め尽くしました。
歴史をたどると、両チームは、川崎製鉄水島サッカー部を起源とするチーム同士で、J1では初めての対戦です。
(サポーター)
「勝手に兄弟対決と思っていますので、やっとJ1の舞台に来られたぞっていう気持ちが非常に高いです」
「胸を借りるつもりで、でも、いつものように頑張ってほしいです」「激しい試合が良いです」
ここ3試合、白星がないファジアーノ。中3日以内の試合が続く5連戦の3試合目です。神戸の主力、元日本代表の大迫勇也はベンチ外でしたが、試合を通してファジアーノは押される展開に。
それでも守護神のスベンドブローダーセンを中心に守り抜き、前半を0対0で折り返します。
試合が動いたのは後半6分でした。神戸に右サイドから崩され、先制を許してしまいます。後半28分には、鮮やかなミドルシュートを決められ、追加点を献上。2点を追いかける苦しい展開となります。
一矢報いたいファジアーノは後半41分、コーナーキックから今シーズン初スタメンの柳育崇。アディショナルタイムには途中出場の江坂任のヘディングシュートなどで相手ゴールに迫ります。しかし、得点には至らず、ファジアーノは2対0で敗れ、今シーズン初の2連敗となりました。
(今季初スタメン 柳育崇選手)
「前半は僕たちも際の所で、勝てるシーンとか増やせたと思うんですけど、後半は、やはり、そこの差がちょっとのようで大きな差が出てしまったのかなと思います」(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「正直、力的に少し及ばなかったなっていう思いもありますし、連敗をしてしまったので、次がまた大事になるかなと思います」
ファジアーノの次の試合は6日、アウェーで17位の名古屋と対戦します。