ゴールデンウイークに楽しみたい瀬戸内国際芸術祭の魅力をシリーズでお伝えします。初回は「現代アートの聖地」香川県の直島です。
(佐藤理子アナウンサー)
「青い空に白いパビリオンが映えています。中に入ってみますと・・・360度違った景色を楽しめますし、作品と一体化したような感覚になります」
27の島々からなる直島諸島の「28番目の島」をコンセプトに、蜃気楼の一種で島が浮いたように見える「浮島現象」をかたどった作品です。にぎわいを見せる直島。ゴールデンウイークの谷間の平日の4月30日も朝から続々と観光客が訪れています。
(訪れた人は…)
「人が多いと感じる」
(海外から)
「とても美しい。気に入っている」
注目の新作は、本村地区の古民家を改修したスペースで公開されています。
(佐藤理子アナウンサー)
「今、鈴の音が鳴りました。実はこの作品、地殻変動データとリアルタイムで連動していてこのように鈴の音を鳴らしたり揺れたりしています。地中深くの見えない動きを表現しているんです。とても不思議で魅惑的です」
逆さまにした火山を表現した無数の鈴や香川の工芸品「さぬき盆灯篭」をモチーフにした作品で見る人を魅了します。
ほかにも空き家などを改修して空間そのものを作品にするエリアも・・・
【コンセプトは「場の持つ記憶」】
(佐藤理子アナウンサー)
「背景には時間が経つと黒く参加する鉄泥があえて使用され、時間の流れを表現しています」
(訪れた人は…)
「島に渡って日常から離れると 別世界に来たような感じ。普段味わえない感覚」
直島では混雑を避けようと4月18日から主要施設のみに停まる「芸術祭特急バス」の運行を始めています。5月5日までは全ての時間帯のバスを1台増やして運行するということです。