赤ちゃんの健やかな成長を願うゴールデンウイークの恒例イベント「ふくい泣き相撲」が29日、福井市の神社で開かれました。
泣き相撲は、赤ちゃんの健やかな成長を願い、福井市の護国神社が毎年開いていて、16回目です。今年の取組には生後6カ月から1歳半くらいまでの赤ちゃん力士306人が出場。
福井市出身の力士・北乃庄らが法被と鉢巻を身に着けた赤ちゃんを抱っこし、高く掲げたり顔を近付けたりして泣き声を引き出します。
勝敗は泣き声の大きさやインパクト、愛らしさの3点で競われ、審査員が総合的に判断して勝ち負けを決めます。
手足をじたばたさせて大きな泣き声を上げる赤ちゃんや、不思議そうに力士の顔を覗き込む赤ちゃんなど三者三様の取組に、客席からは笑い声や拍手が沸き起こっていました。
参加した親子は「もうちょっと泣いてくれると思ったけど笑っちゃいました。元気に育ってくれればそれだけで嬉しい」「いつもは泣かれると困るけどきょうは泣いてくれてよかった」「普段は泣くけどきょうは泣かなかった。かわいかった」などと話していました。
泣いても笑ってもかわいい赤ちゃん力士たちに、会場は幸せなムードに包まれていました。