2025年4月25日、名古屋市守山区に「ジモティースポット」がオープンしました。エコな取り組みのさらなる拡大が期待されていて、初日に訪れた人たちは早速、多くの物を持ち込んでいました。
■待望の2号店は営業時間も長く…1号店では100トンのゴミ削減に成功
名古屋市で2店舗目となる「ジモティースポット」が25日、守山区にオープンしました。

「ジモティー」は、地元でいらなくなったものの引き取り手を探すことができるインターネットのサイトで、実店舗はその“リアル版”です。

不用品を無料で引きとってもらえるほか、持ち込まれたものを安く購入することができます。
名古屋市西区に2024年10月にオープンした1号店では、オープンから3カ月で、不用品の85%以上の引き取り手が見つかり、100トンのゴミの削減に貢献したといいます。

待望の守山区の2号店は、店舗はコンビニの跡地を活用していて、駐車場の数を増やしたほか、営業時間も2時間延長しました。
■初日に来た皆さんは何を持ち込んだ?
小さな子供を持つお母さんが持ち込んだのは、半年間倉庫に眠っていた子供用の歩行器です。

母親:
もう歩けるようになって不要になったので、次に誰かに使ってもらえたらなと。
ついた価格は300円でした。
50代の女性が持ち込んだのは、キズや汚れがほとんどないピカピカのランドセルです。査定の結果、1つ500円でした。

50代女性:
息子2人分。ちょうどオープンの時に処分できると思って。
他にも、ロックがかからないキャリーケースが持ち込まれました。一見引き取り不可能かと思われましたが、“荷物は運べる”ということで引き取りOKでした。

スタッフ:
鍵がない状態でも使用できるものですので。
また、男性が持ち込んだモノの中に、20年以上使用した年季の入った収納BOXもありました。

男性:
けっこう汚い感じ。明らかに引き取ってもらえないだろうなって。
処分してしまえばゴミですが、まだ使えるということで、「0円」で次の持ち主を待つこととなりました。
持ち込みは名古屋市民に限りますが、引き取りは誰でもできます。「ジモティー」のサイトでは、店頭に並ぶアイテムを確認することも可能です。

運が良ければ、意外な掘り出し物に出会えるのも魅力の1つです。
ジモティーの担当者:
気軽にリユース活動に参加できるところが魅力かなと思っております。思い立った時に、断捨離のタイミングとかにふらっと来ていただいて、持ち込みいただければなと思っております。
(東海テレビ)