瀬戸内の島々を巡り子供たちに本を届けるこども図書館船、「ほんのもり号」の運航が4月24日に始まるのを前に、22日、船がお披露目されました。
高松港に浮かぶ青と白でデザインされた船。こども図書館船、「ほんのもり号」です。
(中村香月記者)
「船の中は本物の図書館のようになっています。至る所にいすがあり、子供たちはゆっくり本を読むことができそうです」
「ほんのもり号」は、香川の子供たちに本を届けるとともに、瀬戸内の島々との交流を深めてもらおうと、建築家の安藤忠雄さんが県に寄贈したもので、県の実行委員会が運航します。
船は全長20メートル、約2000冊の本が載せられ、船員を含む14人が乗ることができます。春から秋にかけて約40回の運航が予定されていて、冬は高松港の桟橋での定期的な利用を計画しているということです。
(香川県地域活力推進課 篠原理代子主幹)
「船に乗るという楽しい経験をしてもらうとともに、本を手に取り、本とのすてきな出合いを味わってほしい」
ほんのもり号は、24日に就航記念式典が行われ、運航が始まります。