バチカンは21日、ローマ教皇フランシスコが死去したと発表しました。88歳でした。
1936年にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれたフランシスコ教皇はイエズス会出身として初めて2013年3月に教皇に就任しました。
2019年11月には日本を訪問し、長崎の平和公園や、広島の平和記念公園を訪れ、核兵器の廃絶を訴えました。
ローマ教皇の日本訪問はヨハネ・パウロ2世以来38年ぶりのことでした。
ローマ教皇庁によると、フランシスコ教皇は21日午前7時35分に、バチカンのカサ・サンタ・マルタで息を引き取ったということです。
死因は明らかにしていません。
フランシスコ教皇は呼吸器の感染症や肺炎の治療のため2月中旬から1カ月以上にわたりローマ市内の病院に入院していました。
退院後は少しずつ公務を再開していて、死去の前日(20日)には、キリスト教の復活祭のミサに合わせてバチカンのサンピエトロ広場に姿を見せたばかりでした。
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