学校の青春の香りは、甘酸っぱいだけでなく甘じょっぱいようです。開校記念日にすき焼きを食べる一風変わった伝統行事が2025年も玉野市の高校で行われました。
炒めた肉にからまるしょう油の甘い香りが校舎に広がります。玉野市の玉野商工高校で生徒同士の親睦を深めてもらおうと、毎年開校記念日に開かれる伝統行事「スキヤキパーティー」です。
学校が用意した肉や野菜に加え、好きな具材を用意して自分たちだけのすき焼きを一から作ります。生徒たちの発想はどれも個性豊か。
■肉山盛りグループ
■野菜が肉に埋まるグループ
中には、コンロに火がつかないハプニングも。あわやおあずけか?という中、先生が救いの手を差し伸べました。
仲間とともに自分たちだけで作ったすき焼き、そのお味は・・・
(生徒は…)
「おいしい、めっちゃおいしい」
「めっちゃおいしい。友達と食べているからよりおいしい」
ハプニングが起こったこちらのグループもすき焼きが完成して満面の笑みです。
(生徒は…)
「いただきます。うまっ。最高にうまいです」
「(出来上がるのが)遅かったけれど、その分煮込むことができておいしかった」
(玉野商工高校 妹尾英津子校長)
「卒業生も楽しみにしているので、長く続けていきたい」
青春の1ページ。校舎にはすき焼きを頬張る生徒の笑顔が広がりました。
「すき焼き最高」