東京・清瀬市のスーパーで13日、夫が女子トイレ内で妻の脇腹などを刺して死亡させたとして逮捕された。
入店から犯行まで約5分。男は遺産を巡る金銭トラブルがあったと話すものの黙秘している。
包丁購入からわずか2分後の犯行
東京・東村山署で15日午前、前をじっと見つめながら歩くメガネをかけた男、兼沢孝行容疑者(58)だ。

兼沢容疑者は都内の西友・清瀬店で13日、妻の益代さんを包丁で刺し現行犯逮捕された。

事件発生から2日経過し新たに分かったのは、兼沢容疑者の犯行直前の行動だ。
警視庁によると、夫婦で入店したのは13日午前10時35分頃。入店わずか3分後に兼沢容疑者は、犯行に使用した刃渡り18cmの包丁を購入。
この包丁について兼沢容疑者は「脅すつもりで買った包丁で突き立てた」と供述している。

そして購入から2分後、3階の女子トイレの中で益代さんの右脇腹など複数箇所を刺し、殺害したとみられている。
遺産を巡る金銭トラブルが原因か
取り調べに対し、兼沢容疑者は「金銭トラブルがあって刺した」と話している。
兼沢夫婦の間にあったのは、遺産を巡る金銭トラブル。

夫婦を知る近隣住民は「(益代さんが)『やっとお父さんが私にお金を預けるようになった』と言ったんですよ。お父さんもすごく彼女(益代さん)のことをかわいがってました。仕事を一生懸命してた人なので、多分かなり貯金があったと思いますよ」と話す。
現在、兼沢容疑者は黙秘しており、警視庁は詳しい動機を追及する方針だ。
(「イット!」4月15日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(12枚)