このコーナー「こじゃんとスポーツ」ではプロ以外にも地域のスポーツにもスポットを当てて行きます。ということできょうは高校生。黒潮町の大方高校・女子サッカー部を取材しました。そこには、県外からやってきた女子高校生の姿もありました。

練習開始前円陣:「きょうも頑張っていきましょう!3・2・1、しゃー!」

大方高校・女子サッカー部。地域や学校の魅力アップのために役場やJ1のチームなどと連携し、5年前に発足しました。しかし人数が11人に満たず、試合には他の高校と合同チームを組むなどして出場しています。

部員は2年生と3年生合わせて5人でしたが、この春待望の新1年生5人が入部しました。
生徒:「円陣が広いね先生。泣けるね」
前よりも大きくなった円陣に感動する生徒も。

森周三監督:
「あかんってなったら、あかんって言ってくれたら全然いい。一番はみんな元気に家に帰ってご飯食べること」

女子サッカー・なでしこリーグでの監督経験もある森周三監督のもと和気あいあいとした雰囲気のチームです。

人数が増えたことで、ゲーム形式の練習もできるようになりました。
「ハンドそこ!」

体験入部の1年生も!11人がそろう日も遠くはありません。
森周三監督:
「一言、めちゃくちゃうれしいですよ。とにかく11人でピッチに立つ。子どもたちが笑顔でパフォーマンスしてくれれば、それで今年はいいかな」

新入部員5人のうち3人は県外からサッカーをするためにやってきたサッカー留学生なんです。

留学生ですか?そうなんです!とは言っても外国人ではありません。県が進める「こうち留学」という取り組みを利用して、親が高知に住んでいなくても県外から高知の県立高校に入学できるんです。

兵庫から大方高校に入学した清水なのはさんもその1人です。小学6年でサッカーを始め、「高校でも続けたい」と、女子サッカー部のある進学先を探していたところ声をかけてくれたのが森監督でした。

寮で生活する清水さん、黒潮町の大方高校を選ぶ決め手となったのは?
清水なのはさん:
「練習に参加した時に、すごい楽しく練習できたし、地域の人や学校の人がよくしてくれたので、この学校ならやっていけそうと思って黒潮町に来ました」

清水なのはさん:
「サッカーがすごい好きで、こんだけ熱中できるスポーツがあるっていうのはこれから多分見つからへんやろうし、自分が熱中してることにもっと真剣に打ち込みたいと思ったからです」

好きこそものの上手なれ!好きなことをするために高知という地に飛び込んできた清水さんにー
「こじゃんとえい」。

清水さんをはじめ、部員10人中7人が寮生活を送っています。親元を離れ黒潮町にやってきた彼女たちには目標があります。

上級生:「目標は全国大会です」
夢は大きく全国大会。大方高校女子サッカー部の挑戦は始まったばかりです!

高知さんさんテレビ
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