2日目を迎えた大阪・関西万博。
その会場内で意外な光景が…。早くも大行列が消えた?

そこには万博を楽しむ狙い目のヒントがあった。
そして、ついにお披露目されたのが、次世代の移動手段“空飛ぶクルマ”の万博会場での初ドライブだ。
初の平日の2日目はあまり列がない?
日本国際博覧会協会の発表によると、初日は約11万9000人が来場。
“並ばない万博”のはずが、会場のあちらこちらで大行列ができていた。
ところが2日目の14日は、あまり列がない。

姫路から:
きのうは多いかなと思って2日目にしました
愛知から:
きょうは天気いいから結構回ろうかなと。
楽譜や音符のデザインが印象的なオーストリア館。
初日は数時間待ちの大行列となり、入場制限が行われた。

これ以上並ばないようにと係員が両手を広げて行列をさえぎっても、後ろに並ぶ人たちがあとを絶たない…。

それが初の平日となった2日目は一転。
大行列は見られず、前日は3時間待ちだったお隣のスイス館も待ち時間は30分だ。
来場者からも「意外と人少ないなと思いましたけど…快適です」、「思ったより、飲み物とかすぐ買えそうやし、過ごしやすいかも」などと、時間の短縮は大歓迎の様子。
回転ずし店の混雑度は1日目の半分
さらには最大250組以上が入店待ちをする事態となった回転ずしチェーン店も、午前中はすぐに入ることができる状況だった。

昼時は135組ほどの待ちが生じていたが、混雑度は1日目の半分ほどだったという。

55年ぶりに大阪へと戻ってきた「月の石」人気で長い列ができたアメリカ館の待ち時間も最大で約60分。
やはり狙い目は平日の早い時間なのか。
2日目は来場者の多くが万博を堪能できた様子。

地元大阪市の4人家族が食べていたのは、イタリアのライスコロッケ「アランチーニ」。
さらに見せてくれたのは、ドイツ館のマスコット「サーキュラー」との記念写真だ。
空飛ぶクルマが空中を“初ドライブ”
そして待望のお披露目となったのが、初日は天候不良でデモ飛行が中止となった“空飛ぶクルマ”。

ミャクミャクカラーに塗られた車体が宙に浮き、会場内を空中ドライブする様子を多くの来場者が見守っていた。
そうした中で2日目も会場で目についたのは、設置された地図を見て迷う人の姿。
今回の万博では、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、スマホなどでのデジタルマップが推奨されているのだが…。
愛知から来た男性は海外のものが食べたくて係員に道を尋ねたものの、地図をのぞき込んだ係員も首をかしげてしまい、分からずじまいだったようだ。
インド館は来週にはお披露目予定
そんな会場内には、まだ開幕できていないパビリオンもある。

インド館には、柵やコーンがあって現在も工事中。
さらに奥には本来は池ができる予定とのことだが、まだ配管・配線がそのままになっている。
建物の側面部分には工事の足場が見えるが、会場を囲うように白とピンクのオブジェができる予定だという。

さらに屋上はダンボールなどの資材が残っている状態。
ここにはLEDの大きなスクリーンができ、映像が流れる予定とのこと。
インドの関係者によると、あと数日で完成して来週にはお披露目できるのではないかとのことだ。
(「イット!」 4月14日放送より)