4月11日に岩手県盛岡市にある国の天然記念物「石割桜」で花が数輪咲きました。
まもなく市内の名所も開花するとみられていますが現在の状況を見てきました。
盛岡地方裁判所にある国の天然記念物「石割桜」は、11日午前11時ごろ、小さく小ぶりな花が数輪開花しているのを確認しました。2024年より3日遅い開花です。
11日は多くの人が訪れサクラを探し写真に収めていました。
盛岡市民
「(盛岡市内で)最初に咲くので春が来るかなって思う。(満開になるのが)楽しみ」
神奈川から来た人
「すごくきれい。(樹齢)400年ですよね。びっくりした、サクラってそんなに持つのかなと思って。素晴らしい」
石割桜が咲いたということで市内の盛岡城跡公園を散策してみると、幹から直接花を咲かせる「胴吹き桜」を発見しました。
11日はこの1輪しか見つけられませんでしたが、公園を管理する緑の相談室によると、あと2~3日で枝からも数輪の花が開きそうだということです。
日差しが石垣に当たり温かくなることから、例年石垣周辺のサクラが早めに開花すると話していました。
この盛岡城跡公園とともに高松公園では11日から「さくらまつり」が始まりました。
公園内に約1500本あるサクラは11日午前の時点で開花は確認できませんでしたが、市の観光課では13日に開花の見込みだということです。
盛岡さくらまつりは4月27日まで行われます。
一方、陸前高田市の浄土寺ではカワヅザクラやタマナワザクラが今見頃となっています。
2025年は2024年より1週間ほど遅い3月24日に開花し4月8日に満開となりました。
訪れた人からは「毎年きれいなんだけれど今年は特にきれい」「たまたま来たタイミングできれいに咲いていて感動した」などの声が聞かれました。
浄土寺のサクラは来週半ばまで楽しめそうだということです。