盛岡商工会議所(岩手県)などは宴会の席で芸を披露する「盛岡芸妓」を目指す女性を「もりおか舞妓」という名称で再募集を始めました。
宴会の席で踊りや三味線などを披露する盛岡芸妓は、最盛期の明治時代95人が在籍していましたが、現在活動するのは4人で、後継者の育成が課題となっています。
盛岡商工会議所などで組織する後援会では、2024年12月に盛岡芸妓を目指す女性を「研修生」として募集しましたが採用に至らず、今回は「もりおか舞妓」という名称で再度募集を始めました。
商工会議所会頭 谷村邦久後援会会長(4月8日)
「盛岡は芸どころと定評がある。芸を絶やさないためもう少し頑張っていきたい」
対象は、日本舞踊や三味線に興味がある18歳以上25歳未満の女性です。
「もりおか舞妓」として選ばれた人には、研修開始から2年間毎月10万円が支給され、稽古や備品の費用も提供されます。
後援会では希望者は4月15日までに履歴書を郵送またはメールで送信してほしいとしています。