サクラであたりは春色に染まる
内木敦也キャスター:
「松山市内の小高い丘に登ってきました。こちらにも咲いていますサクラ!あたりは春色に染まっています」
やってきたのは松山市善応寺にある「アトリウムカフェ夢うらら」。敷地には色とりどりの春の花が咲き誇る。ソメイヨシノはこの日がちょうど満開の見ごろ。他にも濃いピンクが華やかなハナモモや明るい黄色が映えるミモザなど約1000坪の敷地の中に約500種類の植物が植えられている。

「アトリウムカフェ夢うらら」から見た春の景色
内木キャスター:
「こんにちは。歩いてきたんですけどお花、サクラきれいですね」
夢うらら・千脇信恵さん:
「今一度に咲きましたので色んな種類のサクラが咲いています」
内木キャスター:
「ここからきれいに見渡せるということなんですね」
千脇信恵さん:
「そうですね、ちょっと表に出てみますか」
実は、この先にオーナーご自慢の特等席がある。
内木キャスター:
「すごいですね。おー見事に咲いてますよこちらテラス席ですね。満開ですね」
この日はくもり空。晴れている日には、丘の上からは花だけでなくまちや海、島まで一望できるそう。

夢うらら手作りランチ やわらかチキンカツに肉じゃがなど旬の野菜がセットに
そんな開放的な場所でいただくのはオーナーの千脇さんが作る「夢うらら手作りランチ」。この日のおかず、メインは塩こうじにじっくり漬け込んだやわらかチキンカツ。このほか高菜の煎り煮、新ジャガイモと新タマネギを使った肉じゃがなど旬の野菜がセットになっている。
まずはメインのチキンカツからいただく!
内木キャスター:
「最初サクサクなんですけど、中はジューシーでやわらかくておいしいです。そしてなんといっても背景ですよね。お花に囲まれて食べるというのが心が安らぎます」
そして千脇さんイチオシの逸品が、季節の野菜が入った手作りパン。柔らかさを出すために水は使わず、牛乳や豆乳、酒粕、ハチミツなどの材料を独自の配合で加え作り上げているんだとか。今回いただいたのはカボチャ入りのパン。
内木キャスター:
「ふわふわですね。優しい甘みがどんどん広がりますね。香りの奥にカボチャがいてくれる」
夢うらら・千脇信恵オーナー:
「健康に気をつけて食べていただくようにと、野菜も地元の農家さんからもらって作っております」

満開のソメイヨシノの下で楽しいランチ
この日はサクラと一緒に食事を楽しもうというお客さんで賑わっていた。
お客さん:
「本当にきれいですよね、サクラが」
お客さん:
「色んなお花が見られるので一週間前に来たときは啓翁桜がきれいで、きょうはソメイヨシノが満開で来てよかったです」
内木キャスター:
「見渡しながら食べるごはんはいかがでしょう」
女性:
「贅沢。最高でした」
内木キャスター:
「このロケーションで食べられるのが何よりですよね」
夢うらら・千脇信恵オーナー:
「お花がいっぱいあるところで食べるのは、みなさん気持ちいいだろうと思うんですけどね。(いつもと)違うところに来てゆっくりお花を見て回って、食事して帰ってもらったらうれしいですね」
花とともに春のうららかなひと時を過ごしてみては?

西条市の桜並木 地元の人たちが植え育てた桜たち
こちらは西条市のおすすめスポット!
内木キャスター:
「西条市にやってきました。あちらには石鎚山まだ雪が残って見えますが、一方でこちらは春です!サクラが満開です」
西条市吉田地区に広がる200メートルほどのサクラ並木。その数約80本、地域の憩いの場にしようと今から65年前に地元の人たちが植え、丹精込めて育ててきたんだそう。

おでんの店『吉田さくら』
内木キャスター:
「このサクラ並木のそばにのぼりが。こだわりおでん、どんな感じなんでしょう。あそこにお店が出ているみたいです」
内木キャスター:
「おでん始めましたと出てましたけど、一時期しか開いてないんですか」
徳増さん:
「10日間。3月28日から4月の6日まで」
こちら、おでんの店『吉田さくら』オープンするのは、サクラが咲くシーズンの10日間だけ。

地元の婦人会がおでんの提供するもメンバーの引退で徳増さん家族だけに
吉田さくら店主・徳増君子さん:
「もともとは地域の婦人会で(やってた)最後まで残った人で7人でしとったんです。でもやめるから、自分たちでしようかねいうことで」
サクラ並木を植えてから約15年、美しい花が咲くと評判になり徐々に花見客が増える中、来た人たちに食事も楽しんでもらおうと地元の婦人会がおでんの提供を始めた。
期間限定の味がさらに人気を呼んだが、高齢化などで2015年に婦人会のメンバーは引退。こちらのおでんの大ファンだった徳増さん家族が2016年から店を引き継ぎ営業している。

鶏ガラを3時間煮込んだ出汁で作るおでんは大人気
吉田さくら店主・徳増君子さん:
「鶏ガラでずっとしてるから、ほかにも出汁あるけどうちとしては鶏ガラでずっとね」
おでんは『出汁が命』。90羽分の鶏ガラを3時間ほど煮込み、じっくりとうま味を出していくのがこだわりです。この日も平日にもかかわらず店の前にはおでんを求めるたくさんの客が。
この女性、なんとお鍋を持参しています。
内木キャスター:
「お鍋じゃないですか」
女性:
「毎年来てるんですよ」
内木キャスター:
「お鍋で来てるのはどうして」
女性:
「みんなで食べたいので」
内木キャスター:
「蓋開けてもいいです?わー具材もたくさんで」
女性:
「毎年楽しみにしているので」
男性:
「ここに来たらみんな、ここに値段書いとるやろう?いるもん注文したらやってくれる」
おでんの買い方を教えてくれた男性は…
内木キャスター:「すごい!おでんのお味どうなんですか」
男性:
「うまいよ。食べてみたらわかる。ほやけん食べてみてみ」
内木:
「ここは前から知ってる?」
男性:
「最近知ってね。去年も来たけど去年は残念ながら時期を逃したので今年こそとリベンジで」

おすそ分けのおでんはいつも以上においしい
お話を伺っていたこちらのご夫婦、なんと私たちにおでんのおすそ分けを…
内木キャスター:
「ほんとにいいんですか。すみません。まさかまさかのいただいちゃいまして、天ぷらいただきます。おいしい!いいですね!出てます出てます出汁がでてます」
続いて私がいただいたのは、人気ナンバー2の具徳増さん家族が育てた「大根」。
内木キャスター:
「すごいですね、出汁がわーっと出てきます。肉厚な大根ですけど奥の奥まで優しい味、甘味がしみこんでるんですよ」
サクラを愛でながらいただくおでん、少し冷えた体にしみわたります。
続いては人気ナンバー1の牛の「すじ肉」をいただきます!
内木キャスター:
「ほどよい噛み応えがあって、身と脂のバランスが良くて、鳥のあっさりとしたうま味があるからおいしいですね」

おでんを食べながらのお花見はどうですか?
3月25日くらいに咲き始めたというサクラはちょうど満開に。おでんを食べながらのお花見、みなさん、お味はどうですか?
お母さん:
「お肉がとってもおいしくておかわりしてきたよって」
女性:
「味が染みててペロっと食べてしまいました」
内木キャスター:
「みなさんで食べる時間どうですか」
女性:
「すごく楽しいです。満たされます」
吉田さくらの営業、今年は4月6日までです。お花見もおでんもぜひお早めに!
