新年度に入りさまざまな食品が値上げされる中、備蓄米や高騰していた野菜価格の最新情報をスーパーで取材した。

「札幌市豊平区の『キテネ食品館』にやってきました。こちらはお米のコーナーでは『ななつぼし』が5キロで税込み3562円です。中塚社長、一部では大手スーパーに備蓄米が入っていると聞きますが、こちらはどうですか?」(糸口キャスター)

「ななつぼし」5キロで3562円(税込み)
「ななつぼし」5キロで3562円(税込み)
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備蓄米が同じ品種だと

「業者の方からは話は入っているのですが、実際には当店には並んでいません」(キテネ食品館 中塚社長)

「備蓄米が入ってきたとき、消費者は備蓄米だと分かるのですか?」(糸口キャスター)

「『備蓄米』という表記にはならないので、ぱっと見は分からないと思います。例えばうちの店で並んだ時に見慣れないブレンドとか、今まで見たことのないパッケージなどが並んでいたら備蓄米の可能性があるということです」(中塚社長)

キテネ食品館 中塚社長
キテネ食品館 中塚社長

「仮に同じ品種だった場合、価格はどれくらいの下げ幅になるのですか?」(糸口キャスター)

「『ななつぼし』5キロの場合は200円くらい、『ゆめぴりか』5キロだと200円から300円くらい安くなります」(中塚社長)

備蓄米が同じ品種だと「ゆめぴりか」5キロの場合200円から300円くらい安くなる
備蓄米が同じ品種だと「ゆめぴりか」5キロの場合200円から300円くらい安くなる

「ちなみに備蓄米はキテネさんではどれくらいの販売数になるのですか?」(糸口キャスター)

「5キロのものが約100袋です」(中塚社長)

「その量はどれくらいで売れるのですか?」(糸口キャスター)

「今の『ななつぼし』の売れ方をみると、2日から3日で売れてしまうくらい」(中塚社長)

5キロのものが約100袋だと2日から3日で売れる
5キロのものが約100袋だと2日から3日で売れる

「かなり少ないですよ」(糸口キャスター)

「私は本来なら10倍くらいの量がほしいなと思ってたんですけど、実際はどれくらいの数がくるのか聞いたときに、あまりにも少なくて本当ごくひと握りの人しか恩恵を受けない。全然、数量的には足りないです」(中塚社長)

「お米の価格がなかなか下がらないということで、今売れているのが焼きそばやうどんなどの麺類。どれくらい売れているのでしょうか?」(糸口キャスター)

焼きそばなどの麺類の売り上げが増加
焼きそばなどの麺類の売り上げが増加

「1月下旬から売れているな、という感覚はあるのですが、2024年と比べると10%から15%くらいの伸び方をしているなと。みなさん、工夫されている」(中塚社長)

「焼きそばに入れたりする具材のひとつとしてキャベツがありますけど、神奈川県産のキャベツが税込みで270円。1カ月前に取材したときは430円だったので、160円ほど安くなりましたね。これからどんどん安くなっていく傾向にありますか?」(糸口キャスター)

キャベツが税込みで270円(神奈川県産)
キャベツが税込みで270円(神奈川県産)

「これからは道東や道北でも雪解けが進んで品数も増えてきます。生産量が増えてくると価格的にもう少し安くなってくると思います」(中塚社長)

「実際に北海道産のキャベツが店頭に出ていますね。収穫量が増えてくれば道産のものが安くなってくきますか」(糸口キャスター)

店頭に出ている北海道産のキャベツ
店頭に出ている北海道産のキャベツ

「間違いなくそういうことになると思います」(中塚社長)

「今、買い求めやすい野菜はなんでしょうか?」(糸口キャスター)

「ホウレンソウと小松菜。一時よりは半値近く安くなりましたね。一時250円だったので、税抜きですけど128円くらになってきたので本当に安くなってきた。これからブロッコリーも安くなってくるので、どんどん順調に平年並みの価格になってくると思います」(中塚社長)

安くなってきているホウレンソウ
安くなってきているホウレンソウ
北海道文化放送
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