日本のホッケー代表を目指して
ホッケーの日本代表を目指すと力強く将来の目標を語るのは、3月に愛媛県松前町の岡田中学校を卒業した實藤翼輝選手。中学1年の時に友人から誘われ、地元の松前ホッケークラブに入り競技を始めた。

高い運動能力と体格の良さ
小学生から競技を始めた仲間も多い中、高い運動能力や身長174㎝の体格の良さに加え、休みの日も自主練習をするなどして努力を重ねてきた。

元日本代表コーチも素質を高く評価
日本代表コーチを務めた経験を持つクラブのコーチ吉岡昭嘉さんも實藤選手の素質を高く評価している。
吉岡コーチ:
「彼の持っている瞬発力、前への推進力というのは、今の中学生世代では一つ飛びぬけているかなと、今後も必ず飛躍するようなポテンシャルを持っているので」

シュートを任されるチームのエースに
競技を始めて2年、シュートを任されるFWとして、チームのエースとなった實藤選手。
2024年の秋には創部以来、初めて全国大会でベスト8入りを果たしたほか、15歳以下の日本代表選手にも選ばれ、オーストラリアで行われた国際大会も経験した。

さらなる高みを目指す實藤選手
實藤選手:
「全般的に日本のU15と比べて技量も劣りますし、外国の選手には体力面が足りないと思ったのでしっかり体力をつけていきたいのと、パスやドリブルも磨きたいなと思います」
さらなる高みを目指す實藤選手。

行き詰った時に思い出す”メッシ選手の一言”
順風満帆の選手生活に見えますが、行き詰まった時期をある選手の言葉で乗り切ったという。
實藤選手:
「努力してもうまくいかんなーと思った時に、動画を見ていたら流れてきて…アルゼンチン代表のメッシ選手の言葉です」
色紙
「努力すれば報われる?そうじゃないだろ 報われるまで努力するんだ」

高い頂を目指して
春からは伊予高校に入り、県内唯一の男子ホッケー部で新たな挑戦を始めようとしている。
實藤選手:
「(自分の全国大会での実績が)ベスト8止まりなので、ベスト4以上にあげたいなと思っていて、その中でもU15に入ったからといって怠らず、しっかりと努力は続けていきたいと思います」
高い頂を目指して。若き才能は報われるまで惜しまず努力を続ける。
