フジテレビ第三者委員会の調査報告から一夜明けた1日午後。報告書で“女性A氏”とされていた被害を受けた、元フジテレビアナウンサーの女性がコメントを出した。明らかになった中居正広氏と当時のフジテレビ編成部長とのやりとりや港浩一前社長(72)の対応に「改めてやりきれない気持ちにもなっています」といった心境をつづった。
「私が受けた被害は一生消えることはなく」
第三者委員会の調査報告から一夜明けた1日午後、発表された一通のコメント。

被害を受けた元アナウンサーのコメント:
私が受けた被害は一生消えることはなく失ったものが戻ってくることはありません。
このコメントを出したのは、報告書で“女性A氏”とされていた被害を受けた、元フジテレビアナウンサーの女性。
第三者委員会の調査に、守秘義務の全面解除にも応じる姿勢を見せていたという。

中居氏の行動を“性暴力”と認定、その上で調査報告で新たに明らかになったことについてこう言及した。
被害を受けた元アナウンサーのコメント:
この調査報告書で初めて知った事実も多く、改めてやりきれない気持ちにもなっています。
公表された当時の中居氏と編成部長とのやりとりに…
代理人弁護士を通じて1日、コメントを発表した元フジテレビアナウンサーの女性は、これまで誹謗中傷に苦しんでいたという状況にも思いを綴った。
被害を受けた元アナウンサーのコメント:
昨年12月に本事案が週刊誌等で報道されてから、ネット上などで事実でないことを言われたりひどい誹謗中傷をされたりすることが続いていたので、昨日第三者委員会の調査報告書が公表されてその見解が示され、ほっとしたというのが正直な気持ちです。
非常に短い期間で、また、守秘義務のために当事者からの情報収集が制約される中で、本事案の経緯を含む事実関係の把握や原因分析を行おうと尽力された第三者委員会の皆さまには敬意を表します。
他方で、本事案後の中居氏と編成部長であったB氏とのやりとりやフジテレビの当時の港社長らの対応など、この調査報告書で初めて知った事実も多く、改めてやりきれない気持ちにもなっています。
被害女性が知らなかったという中居氏と当時編成部長だったB氏とのやりとりについては、報告書に次のように記載されていた。

中居氏からB氏:
B。また連絡があり、摂食障害と鬱で入院。やりたい仕事もできず、給料も減り、お金も無くあの日を悔やむばかりと。見たら削除して。
中居氏からB氏:
どうしよか。
B氏から中居氏:
なかなかですね、、私から無邪気なLINEしてみましょうか??
2人の間でのこうしたやりとりを知り、やりきれない気持ちになったという被害女性が発表したコメントは、次のように締められていた。
被害を受けた元アナウンサーのコメント:
私が受けた被害は一生消えることはなく失ったものが戻ってくることはありません。このようなことがメディア・エンターテインメント業界だけでなく、社会全体から無くなることを心から望みます。
(「イット!」 4月1日放送)