広島東洋カープのファンが集まる焼き鳥店では、串のメニューにカープの選手の名前をつけているが、開幕に合わせて恒例の「スタメン発表」が行われた。
14店長が「メニュー ドラフト会議」
創業45年、広島県内に14店舗をもつ「カープ鳥」では監督や選手の特徴を捉え、その名前を毎年、串のメニューにつけている。

3月上旬には、シーズン開幕に向け、店長たちが集まり、どの選手にどのメニューがふさわしいか熱い議論を交わした。

会議では引退や他球団に移籍した選手のメニューにどの選手をあてがうかを中心に話し合われた。
ドラフト1位佐々木選手は「ウインナー」
そして、シーズン開幕に合わせて「カープ鳥」にとっての“スタメン”が発表された。

ドラフト1位の佐々木泰選手は数字の「1」に見えるウインナーとなった。

ドラフト2位の佐藤柳之介投手は“白星をたくさんあげてほしい”という願いを込め、揚げてある「豆腐(厚揚げ)」に。

そして2024年に引退した野村祐輔コーチの「スペアリブ」は肉々しいイメージから長打を期待して、新外国人のモンテロ選手に決まった。外国人選手がメニューに加わるのは3年ぶりとのこと。
このほかでは、新井監督は「心臓」、ハーン選手は「笹身」、ファビアン選手は「豚バラ」などとなっている。

カープ鳥 球場前スタジアム店の林拓也 店長は「悩みに悩んで決まったメニューになったが、今回は期待のこもったメニュー作りになった。新加入で外国人選手も入ったので期待を込めて全力応援する」と語る。
このほか14店の各店長が推す選手名がついた「推し串」がその店限定であり、それぞれのカープ愛が込められている。
(テレビ新広島)