群馬・伊勢崎市で2月15日、無人古着店に入った男らが両替機から数万円を盗む事件が発生。同日、前橋市の他の店舗でも同一人物と見られる2人組が現れ、古着が盗み取られた。さらに、玉村町の古着店でも約15万円が盗まれており、同一グループによる連続窃盗の疑いがあるとして、警察が捜査を進めている。

「おーい、店員さん!」無人古着店で大胆窃盗

ズラリと並ぶ服の中から黒の上着を手に取る人物。
「この黒いいな」と話すその正体は泥棒だった。群馬県内で古着店を狙った窃盗事件が相次いでいた。

(無人古着屋SUN)
(無人古着屋SUN)
この記事の画像(12枚)

群馬・伊勢崎市で2月15日午前5時半頃、無人古着屋「SUN」を訪れた2人組は、店にはいるやいなや、服には目もくれず、奥へと向かった。その後、1人が両替機に手を突っ込み、現金数万円を抜き取り立ち去って行った。 

それから約30分後の午前6時過ぎ、群馬・前橋市の24時間無人古着「A1」でも、「見えるよ、おーい、店員さん、店員さん!」と、伊勢崎市の店と同様にこちらも2人組の人物が現れた。

古着店オーナー:
自分の店舗の前に、ちょっと前の時間帯に古着屋さんがあるけど、そこでも被害があった。服装も全く一緒。

(24時間無人古着AI)
(24時間無人古着AI)

 「店員さんいるー?」としきりに声を上げ、店員がいるか確認すると、「(金)あるかね?」と言い、1人が料金箱の中を覗き込んだ。 

古着店オーナー: 
ちょうど自分が(お金を)回収した後だったので、料金箱の中に現金が入ってなかった。 

商品を物色する2人
商品を物色する2人

金がないと分かっても、このままでは終わらず、今度は狙いを古着にチェンジした。

 「いくら?これいくら?」「この黒がいい!オレには真っ青着れねぇよ」と、お目当ての商品を手に取り、立ち去った。

連続犯行か…警察が窃盗事件として捜査

店のオーナーによると、盗まれたのはダウンジャケットなど7着で、被害額は約2万円だという。

(無人古着屋SUN)
(無人古着屋SUN)

さらに、群馬・玉村町で2月10日午前6時過ぎ、料金箱の奥深くに手を突っ込み、次々と現金をポケットに詰め込む人物の姿が捉えられた。 お札が床に落ちてもお構いなしで、約15万円を盗み取り立ち去って行った。

 店のオーナーは被害届を提出し、警察は窃盗事件として調べを進めている。
(「イット!」3月28日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(12枚)