制服の余り生地から作られた約1万本の造花でできたアート作品が完成し、3月27日、倉敷市のJR児島駅で除幕式が行われました。

JR児島駅構内に完成したのは、国産ジーンズ発祥の地児島地区をPRするキャラクター「Gパンだ」です。

高さ約2メートルのこのアート作品は、地元企業や倉敷市などが地域活性化を目的に取り組む「児島アートプロジェクト」の第1弾として2024年9月から制作が進められてきました。

作品には、児島地区を中心に全国の小中学校や高校、38校の子供たちが制服の余り生地を材料に作った造花、エコフラワー約1万本が使われています。

(菅公学生服 尾崎茂社長)
「こういう取り組みによって無駄に捨てるものを少なくすることが出来るというのは繊維の産地としての取り組みとしてもとてもいいことだと思うのでどんどん続くような企業が出てほしい」

主催者はプロジェクトの第2弾として、児島の繊維企業から出た廃材の生地で作った高さ約20センチの「Gパンだ」を市内の観光スポット30カ所に置いて人気投票を実施し、繊維のまちをPRすることにしています。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。