名古屋のマンションの価格は高騰が続いていて、1億円を超える”億ション”も多く販売されています。その影響は、名古屋近郊の自治体の地価上昇にもつながっているとみられています。

■10年前の「1.5倍」に…マンション購入は”高値の花”に?
名古屋市内のマンションの1平方メートルあたりの平均価格は、10年前の2015年は56.6万円でしたが、毎年上がり続け、2024年は87.8万円と1.5倍以上に上昇しました。人件費や建築資材の高騰が主な要因となっています。
例えば、4人家族が多く購入する70平方メートルだと6000万円を超え、80平方メートルだと7000万円を超えます。価格の高騰を受け、購入するマンションの平均面積は縮小傾向にあります。

■名古屋では「高すぎて買えない」 周辺地域で地価上昇も
愛知県の住宅地の上昇率トップ5は…。
1位 大府市 6.4%
2位 長久手市 4.9%
3位 知立市 4.4%
4位 豊明市 4.1%
5位 阿久比町 3.8%
となっています。いずれも名古屋に近く、鉄道でアクセスしやすい共通点があります。
