土地取引などの目安となる2025年1月時点の地価が公示されました。岡山は、まちの中心部がけん引する形で変動率の上昇が続きました。
岡山県内393地点の平均変動率は1.2%と、2024年より0.1ポイント伸び3年連続の上昇となりました。
上昇率を見ると商業地で最大となったのは岡山市北区下石井の8.4%で、1平方メートル当たりの価格は30万9000円となりました。JR岡山駅に近いこの一帯はまちの中心部として再開発が続き、近隣の地点も、上昇率で上位に入っています。
一方、住宅地で最大となったのは、まちの中心部に近い岡山市北区番町の6.7%でした。価格の最高地点は、商業地が岡山市北区本町の190万円で37年連続、住宅地は岡山市北区伊島町の20万円で、5年連続となっています。
地価について岡山県では、金利や物価上昇など先が読めない部分があるものの、今後もまちの中心部がけん引する形で、上昇が続く可能性はあると見ています。