熊本市は、混雑などで利便性や安全性が低下しているJR熊本駅・新幹線口の駅前広場を2026年度以降にリニューアルする方針で、熊本の玄関口の再整備計画が進められる。
熊本駅・新幹線口がリニューアルへ
JR熊本駅・新幹線口の駅前広場は2011年の九州新幹線全線開業に合わせて熊本市が整備。しかし、その後、計画を大きく超える一般車の流入で混雑し、利便性や安全性が低下していた。

再整備計画では、駐車場を廃止し、一定時間内は無料となるゲート方式の乗り降り場を設置。また、広場北側からのアクセスルートを新設するとしている。

『おてもやん像』は広場内の分かりやすい場所に移設し、マルシェなどが開催できる広場も整備する予定だ。
建設費のコスト増で再整備に約14億円
熊本市は今開かれている議会に関連予算を上程。3月13日の熊本市議会・都市整備委員会では、その事業費について質問が上がった。

今使われている広場の事業費は当時4億円だったのに対し、今回の再整備では約14億円。撤去費用などが上乗せされたとはいえ建設コストはかなり上昇していて、熊本市・市街地整備課の三池史子課長は「高騰の理由は建設費のコスト上昇」と述べた。

熊本市は2025年度中に撤去工事に着手し、2026年度以降に全面供用を開始する方針。
(テレビ熊本)