新見市の植物園で早春の花、アテツマンサクが咲き誇り、訪れる人を楽しませています。里山に黄色い花が映えます。
新見市の北東部大佐山の麓に広がる「まんさく園」です。2025年は厳しい冷え込みで開花が例年より10日ほど遅れたもののアテツマンサクが満開を迎えています。
約110年前に、新見市の山で発見された希少な品種で環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に分類されています。
60年ほど前から柴田光政さんが栽培に取り組み、2025年は約100本の木に花が咲き誇りました。このほか遊歩道沿いにはフクジュソウが黄色い花を咲かせ春の訪れを告げています。
(訪れた人)
「すごいたくさん(花が)咲いている。」
「手入れが大変だろう。マンサクだけでなく、セツブンソウやフクジュソウが一度に見られる場所はなかなかない」
「まんさく園」に咲く早春の花の見頃は3月中旬までで、今週末には開花がさらに進み里山の景色は一段と春らしくなりそうです。
※大正3年(1914年)に故・牧野富太郎博士が新見市の黒髪山で発見し、阿哲郡の郡名をとって「アテツマンサク」と命名(岡山県ホームページより)