2026年春卒業予定の大学生らを対象にした就職活動が3月1日に解禁されました。人手不足などを背景に学生優位の売り手市場が続く中、高松市では6日、四国最大規模の会社説明会が開かれました。
高松市で6日から始まった会社説明会には、県の内外から約80の企業が参加しました。26年春卒業予定の大学生らを対象にした企業の採用説明会が3月1日に解禁され、就職活動が本格化しています。依然として深刻な人手不足や少子化などを背景に学生優位の「売り手市場」が続いています。
6日は、約260人の学生が会場を訪れる中、参加した企業は仕事内容の説明のほか初任給や年間の休日の数など待遇面でのメリットをPRしていました。
(地元企業<食品メーカー>)
「(人材確保は)非常に厳しいと感じている。給料だけでも、働きやすさだけでも、人だけでも、業種だけでも(厳しい)。総合的にすべてが必要だと感じる」
(地元企業<建設業>)
「(待遇面は)できる範囲で見直しをしているが、中小企業なのでできる範囲で。(説明会には)なるべく出るようにしているが、なかなか厳しい」
(参加した学生は…)
「内定をもらっている人は周りに結構いる。一つの企業で長く働きたいのでやりがいが一番と感じている」
「休みが充実しているとか、勤務の時間を大事にしている」
会を主催したマイナビによりますと全国の就職内定率は2月上旬の時点で、すでに4割近くになっていて企業の人材確保競争は厳しさを増しているということです。
(マイナビ四国営業部 中矢隆利部長)
「大前提として学生に選ばれる働きがい・働きやすさのある企業が求められている。一人一人に合った働き方や活躍できる場所であることを、しっかりとコミュニケーションがとれるかどうかが企業に求められている」
この会社説明会は7日も開かれます。