3月2日、新潟市で将棋の棋王戦・第3局が行われた。藤井聡太棋王と増田康宏八段の対局は、千日手指し直しを経て、約12時間の激闘の末に藤井棋王が勝利。見事タイトル3連覇、タイトル戦100勝を果たした。
棋王戦3連覇・タイトル戦100勝かかった新潟決戦!
新潟市中央区の新潟グランドホテルで3月2日に行われた棋王戦5番勝負の第3局。七冠の藤井聡太棋王にタイトル初挑戦となった増田康宏八段が挑んだ。

先に2勝していた藤井棋王にとって棋王戦3連覇、タイトル戦100勝到達に王手をかけた対局で、新潟の地で記録的な勝利となるか注目された。
会場に駆け付けた将棋ファンは「将棋が好きで、大盤解説を聞きたくて来た」「前にもここに棋王戦の大盤解説を聞きに来た。なるべく地元で近いところは来たいと思って何度か来ている」と興奮した様子。
気になるおやつ・食事は?対局は“千日手”指し直しへ…
対局の行方もさることながら、気になるのはおやつや昼食だ!

この日、藤井棋王と増田八段は午前のおやつに『越後姫のタルト』を。また、藤井棋王は昼食に『ノドグロの茶漬け御前』を注文し、新潟の食で英気を養った。

その後、対局は終盤戦に向かうと思われたが、96手で同一局面が4回出る千日手が成立し、指し直しとなる。
予想外の展開に会場の大盤解説も午後8時で終了。これにはファンも「最後まで見たかった」「終わらなかった…残念」と残念そうな様子を見せていた。
激闘の末…藤井棋王が勝利!3連覇&タイトル戦100勝達成
その後の対局は、どちらも譲らない互角の展開となったが、午後9時前…約12時間の激闘の末、藤井棋王が勝ち、タイトル3連覇とタイトル戦100勝を達成した。

藤井棋王は「第1局から第3局まで際どい勝負だったので、最後の競り合いをなんとか抜け出すことができたのでよかった。今回こちらで防衛という結果を残せたことはうれしく思う」と話した。
新潟の地で記録的な勝利をあげた藤井棋王のさらなる活躍が期待される。
(NST新潟総合テレビ)