5日 撮影が許可されたのは…。
「海上保安庁118番です」
海のエマージェンシーコールが鳴り響く、海上保安本部の司令センターだ。
しかし、命の危機を救う最前線が、いま頭を悩ませていた…。
99%が「無言」「間違い」「いたずら」
通報先の命の危機を最初にキャッチ。必要ならば、すぐに救助隊を派遣するSOSの最前線。

しかし、いま“99%”という数字に頭を悩ませている。それは取材中にも次々とかかってきた。

指令センタ-:海上保安庁118番です。
通報者:……
指令センタ-:もしもし、もしもし。応答なければ切りますよ。

指令センタ-:海上保安庁118番です。
通報者:……
指令センタ-:もしもし、お間違いでしょうか。もしもし、応答ありません。切りますよ…切りますよ。

通報の99%が、「間違い電話」や「無言電話」、さらには「いたずら電話」なのだ。
これは、実際にかかってきた音声。職員の気持ちになって、聞いてもらいたい。

指令センター:海上保安庁118番です。
実際のいたずら電話:マッシュ坊や~よい子だ、ねんねしな~。アメリカ昔ばなし。

指令センター:海上保安庁118番です。
実際のいたずら電話:○△□×!!!

司令センターでは、1チーム6人、3班体制で、エマージェンシーコールに対応している。
大半が迷惑電話だとわかっていても、日々 電話を取り続けているのは、残り1%の本当に助けを求める人からの通報を逃さないため。

指令センター:海上保安庁118番です。
実際のいたずら電話:しんかんぽって知ってますか?しんかんぽ。

第3管区海上保安本部 運用指令センター・佐々木梓所長:
海保118番は命に関わる重要な電話であります。我々の業務が妨げられないように、間違い電話やいたずら電話は控えていただきたい。
(「イット!」3月5日放送より)